2011/09/03

アフター 8.31

9.11、3.11。
もっと年配の世代では、8.6や8.15。
人生の中で歴史の節目となる日付はいくつかあるが、個人的に一番大きいのは8.31と言える。


8.31は、母の7回忌で、親族の皆さんに集まって頂いて法要を営みました。
母が急に亡くなってから、6年が経った。
最近は「いない」という日常を、普通のこととして、受け入れられるようになったように思う。

あの日を境に、おれの人生は大きく変化を遂げた。
死に直面して目覚めたのは、強烈な生への欲求。
6年前のその日に結婚を決意し(プロポーズし)、新たな命を産み出そうと決めた。

人生の優先順位は逆転し、安心のある家庭を築きたくなったんだと思う。今思えば。
結婚なんて考えたこともなく、一生フーテン上等だったおれが、結婚式を挙げ、BNMに入社して、少し時間はかかったけど、琥珀を授かった。
あれだけ毎晩出歩いていた夜遊びへの熱意も消え、実際出歩かなくなった。

6年が経った今、家もあり、そこには心の底から安らげる家庭がある。
あの日、一番欲したものは、いつの間に現実のものとなっていた。
おれと妻はよくやったと思う。チームで目的へ向かって突き進んだ。

人生はそれで満ち足りるか。
最近また、新たな気持ちになっている。
夜遊びなのか、表現なのか、人生を体現して、それを子供へ伝えたい。
何を大事にしていて、どう生きているのか。
教育より何より、親ができることは、それを見せることじゃないか。


だから、好きに生きようと思った。
自分の好きなように、やりたいように。
自分の望むライフスタイル、過ごす時間。

ここから13回忌の6年後まで、その頃には子供はかなりのことを理解できるようになっているはずだ。
それまでに、自分というもの、自分の人生はこうなんだと、言葉や身体で語れる自分になろう。

これより、好きにやらせてもらいます。笑