2006/08/16

真夏の夜の夢、奇妙な果実

異界との往来が盛んになるこの季節、生と死はより色濃く僕の人生、つまりpartyに絡み合ってくる。測ったような偶然、心臓の鼓動。Strange Fruites-人は誰しも躍動し、いずれ死ぬ。今際に振り返ったら白昼夢のようなものかもしれないけどね。

 
今回のOVAは、新しい試みでした。ここ数年、基本的にDJと打ち込み系ライブのみで構成してきた、これは単純に僕の中の流行といったようなもので、何となく"見る"という行為が身体的ではないなと感じたから気に食わなかった。闇に溶け込むDJセットの方が都合がよかったわけ。
最終的に身体のdanceには繋げていきたいんだけど、つまるところそれは神経のdanceなわけで、その入口のスタイルは限定しなくていいなぁと。

OVAみたいな名も無いジャンルは、abstraktと呼ばれたりexperimentalなニュアンスの時代もあるし、基本はdance musicだけど、technoにしてもhouseにしてもtranceにしても、あまりそのものを捉えた言葉がない。僕はbreakbeatsの概念が好きだけどね。まぁ何と呼ばれてもいいかとも思うし、ジャンル名が付かなかったのが、日本だけじゃなく世界のこういうシーンにとって痛手だったとも思うし。なんだろね。笑

前回のOVAで人が生まれ、今回は犬が死んだ。
生と死は切り離せない人生の一部で、僕らはそれを慈しみながら生きていくんだ。そんなOVA【卵】をやれてることを、幸せに思うし、もっとしっかりやらねばと思う。

参加してくれたみなさん、どうもありがとう。